ミニ四駆

30年ぶりにやったら驚いた ミニ四駆での浦島太郎感はんぱない事件3選

30年ぶりにミニ四駆やってみた

タミヤ ミニ四駆

今日は2022年3月22日、45歳の誕生日。
なんと40代もハーフターンしてしまいました。

去年、地元の北海道にUターンして広大な土地・建物が身近にあり、フリーランスエンジニアという空き時間が作りやすい職業で食べていけるようになり、昔やったけど極められなかったやり残しをなぞってみる勝手プロジェクトを勝手にやってます

第一弾はミニ四駆。
我々はダッシュ四駆郎ど真ん中世代
コロコロコミック+タミヤのメディアミックスにすっかり毒されて育った世代です。

そのちょっと前には、ラジコンボーイからのオフロードバギーブームがあり、お年玉をかき集めてストライカー(涙)、そしてサンダードラゴンを買って走らせたものでした。
そしてその後のミニ四駆ブーム
いま思えば創世記だったので遊び方が確定しておらず、公園で走らせるくらいしか遊び方がなかったですね。
アバンテJrの発売くらいから地元の模型店にコースが置かれはじめ、オプションパーツによるカスタマイズと肉抜きによる超軽量化に勤しんだのも良い思い出。

さて昔話が長くなりました。
2021年にミニ四駆をやってみて昔の常識で挑んでみたら、あまりにも常識が違いすぎて驚いた事件3選をおとどけします。

1. ワンウェイホイールは過去の遺物

ナローワンウェイホイールセット

ナローワンウェイホイールセット

スムーズなコーナリングを生み出す小径タイプのワンウェイホイールとスポンジタイヤのセット。

https://www.tamiya.com/japan/products/15120/index.html

ワンウェイホイールですよ、ワンウェイホイール。
なんと、今日日のミニ四駆界隈ではワンウェイホイールを使ってる人なんてまずいません

ワンウェイホイールって、コースのコーナーを速く走るためにローラーとの合せ技で必須のパーツだったじゃないですか。
コロコロコミックでもワンウェイホイール最強みたいな雰囲気醸し出してましたし、もう買って当たり前のパーツでしたよ。

それが、今Google検索してもほとんど出てこないんですよ。
はじめはどういうことなんだか全く分からなかったですね。
っで、調べてみるとこうゆうことだったんです。

タイヤを滑らしたほうが速いw

今やミニ四駆のタイヤはローフリクションの時代。
どうゆうことかというと、コーナーでタイヤを滑らした方が効率よく速いということなんですね。
ワイドワンウェイホイール&スポンジタイヤでグリップ上げてたとか、全くの時代遅れです。化石です。

ハードタイヤローフリクションタイヤがオプションパーツとして売られていて、皆さんこれを使っています。
ローフリクションタイヤに至っては、限定商品らしくプレミアム価格がついたりして、なかなかの値段になっています。

ローフリクション 小径ローハイトタイヤ (2本 マルーン) ジャパンカップ2020

ローフリクション 小径ローハイトタイヤ (2本 マルーン) ジャパンカップ2020

摩擦抵抗の少ない素材を使用したローハイトタイヤです。タイヤコンパウンドが硬いので跳ねにくく、ローグリップのためコーナリングに有利。前輪にだけ装着すればコーナーリング時のマシンの回頭性を高め、後輪にだけ使用すればジャンプ時に減速させて走行安定性がアップ。左右どちらか片側にだけ装着すれば、内輪差による走行抵抗を少なくさせることができるなど、様々なセッティングが可能です。マルーンカラーのタイヤサイドウォールに、「TAMIYA MINI 4WD JAPAN CUP 2020」のホワイト文字をプリント。小径ローハイトタイヤを装着したミニ四駆PRO、ミニ四駆各車に使えます。※印刷が取れるため、クリーナー等は使わないでください。

https://www.tamiya.com/japan/products/95140/index.html

タイヤを削ってフリクションを減らす

タイヤを滑らすために、できるだけ接地面積を減らすという技も編み出されてます。
タイヤの半分を削って接地面積も半分に。

これをやるのはなかなかの職人技で、専用の旋盤みたいなのも発売されているほど。
0.1mm単位の精度で4輪揃えたりと、レベルが高すぎて小学生とかにはもうついていけない感じになっています。

2. 両軸モーターとミニ四駆PRO

ハイパーダッシュモーターPRO

ハイパーダッシュモーターPRO

ミニ四駆PRO用の上級者向けチューンナップモーターです。高い耐久性と優れた導電性を両立した銀カーボンブラシを採用。ハイスピードコースからテクニカルコースまで、あらゆるコースで高い性能を発揮します。エンドベルはレッド。別売のピニオンギヤの取り付けと、ハイレベルなマシンセッティングが必要です。

★このモーターを使用するには別売の8Tピニオンギヤ(ITEM.15289 8Tピニオンギヤセット)の取り付け、カウンターギヤやピニオンギヤのメンテナンス、ハイレベルなマシンセッティングが必要です。

https://www.tamiya.com/japan/products/15375/index.html

タミヤのWebサイトを見てて、驚きました。
後ろと前から軸が出ているモーターがあるんですよ。

これが付くのはミニ四駆PROシリーズ
懐かしのダッシュ四駆郎シリーズも、このシリーズで復刻されています。

ミニ四駆というのは四輪駆動じゃなきゃならないんです。
タミヤの公式レースのレギュレーションにちゃんと書かれています。
ミニ二駆じゃダメなんです。

ミニ四駆はタミヤのオフロードバギー譲りの四輪駆動機構になっています。
プロペラシャフトを介してリアからフロントに駆動を伝えているんですね。
この部分が存外にフリクションだったようで、通常のミニ四駆とミニ四駆PROを並べて走らせてみたところ、スピードの乗りが全然違います。
ミニ四駆PROはノーマルモーターでも立体レーンチェンジで飛び出していくほどです。

3. オプションパーツほいほい買えちゃう

子供の頃と大きく違うのは、経済力です。
かつては10円単位でお小遣いをやりくりしていたのが、いまではAmazonで数万円のものをポチッとしてしまいますw

っで、ミニ四駆のオプションパーツなんですが、大体のものが300円とかなんですよね。
お高いカーボン製パーツでも1000円くらい。

大人になった今となっては、ホイホイ買えちゃうわけです。

タミヤという会社の凄み

タミヤというのは凄い会社で、商品のラインナップが他を圧倒的に凌駕しています。
供給力もすごくて、模型店にいったらタミヤのパーツはだいたい手に入る感じ。
少量多種の商品を揃えるビジネスモデルには感服するばかりです。

そして、タミヤの公式レースに出場するにはタミヤのパーツだけで車体を製作しなきゃならないレギュレーションになっています。
タミヤのパーツを使う分には、それをどうやって組み合わせたりどうやって工作したりしても良いことにしてあって、思いもよらないパーツの使い方を見つけるようなレギュレーションとレーサー達の知恵の比べあいの様相になっています。

結局のところ、タミヤの製品を買うことになりタミヤが儲かるような仕掛けになっていて、ホントすごいビジネスモデルを作り上げたなと感服しています。

ミニ四駆沼に飛び込みましょう

今現在、ミニ四駆とラジコンを並行して楽しんでいます。
ラジコンは車体を製作する楽しみ方と、言うことを聞かない車体を巧みに操縦する競技。
どちらかというと、操縦技術のほうに重みがある競技です。

ミニ四駆はというと、完全に車体の製作技術に振り切った競技
一度コース上で走りはじめたらコントロールできずにぶっ飛んでいく弾丸野郎です。

専用の工具や電動工具で、0.1mm単位の精度でパーツを作ったりセッティングしたりと、ピンバイスやヤスリでゴリゴリやっていた時代とは隔世の感です。
コースをどう速く攻略するかに知恵をしぼり、知恵を0.1mm単位で実現していく匠の競技。
大人のお小遣いではホイホイ買えちゃう値段と模型屋で手に入ってしまうお手軽さ。
まさに沼w

皆さん、一度模型屋に足を運んでみてください。
きっと沼るはずです。

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