余市のソウルフード「辻村毎日納豆」

辻村毎日納豆。
余市のスーパーに行くと売られている、真っ赤なパッケージ。
逆に余市以外で売られているのを見たことがない、ソウルフルな納豆である。
個人的な話でいうと、小学3年までは肉類が嫌いで食べることがなく、タンパク源といえば辻村"毎日"納豆のみ。
毎朝、たまごネギ納豆ご飯を食べ続けた。
まさに"毎日"納豆。
大粒で煮豆的な柔らかさと、それほど発酵感が強くない、やはり「煮豆的なおいしさ」が魅力だった。
四半世紀ぶりに地元にUターンし、辻村毎日納豆を食べててみてビックリ。
記憶とずいぶん違っているのである。
記憶よりも粒が大きくなく、ちょっと芯を感じる程度に硬い。
時代の変化なのか、自分の記憶違いなのか。
いくばくかの寂しさと、時が経つことの早さに打ちひしがれてしまった。
「ラルズ西部店で買ったやつは他のと違うよ」従兄弟のKT氏から、ひょんなことから情報が入った2022年4月。
売り場によって違うのか、はたまた日によって違うのか。
辻村毎日納豆の深淵に触れてみることにした。
売ってる店と賞味期限で食べ比べ

用意したのは、ラルズ西部店とコープ余市店で買ってきた、賞味期限が違う2パックずつ。
- ラルズ 4/21・4/23
- 生協 4/22・4/23
まずは賞味期限が近いものから食べ比べてみる。
ラルズ 4月21日の作品を実食
パッケージを開けてみると、やはり記憶よりも大豆の粒が小ぶりになっている。
さらには粒の大きさがマチマチなように感じる。
食べてみると硬めの歯ごたえ。
噛むとちょっと芯があるように感じ、中心部分で豆が割れるような食感。
醤油などの調味料をかけずに食べても相変わらず美味しい。
生協 4月22日の作品を実食
食べてみて「あれ?」っと。
さっきのよりも柔らかいじゃないですか。
芯が残っているような食感ではなく、ソウルフルな煮豆的な食感。
古いものほど柔らかくなっているわけではない。
しかも、ラルズのよりも生協の方が記憶に近い。
さっそくラルズうまい説が揺らぐ。
生協 4月23日の作品を実食
若い。
その一言につきる。
香りもとんがってるし、味も青臭い。
そう「青臭い」納豆に対して「青臭い」とはとんでもない感想なんだが青臭く感じたのは紛れもない本音。
ラルズ 4月23日の作品を実食
こちらも若く、青臭い。
そして生協のよりも味が薄い。
生協のも同じだったが、21日のような芯があるような食感ではなかった。
製造から時間が経っていないのを青臭いと感じるのは事実のようだ。
結論
ロットによって全然ちがう笑
ここまで食べ比べてみると、売り場によっても製造日によってもマチマチとしか思えない。
「ロットによって全然違うんじゃないか?」という結論に達した。
ここでKT氏より爆弾発言。
「うちは冷蔵庫に2週間くらい置いてあって、賞味期限がとっくに過ぎてるやつを食うし、それがなまらうまい」
おいおいそれを先に言ってよ、というツッコミとともに今回の食べ比べを終えたのだった。
次回は2週間冷蔵庫で寝かせたものを試したい。